部分放電試験では「どれくらい大きい放電か」だけでなく「どれくらい頻繁に起きているか」も重要です。それを表すのがPPSです。本記事では、部分放電の自社評価を行う北川電機(KEC)が、PPSの意味を解説します。

PPS(パルス毎秒)とは?

PPS(Pulses Per Second)とは、1秒あたりに検出される部分放電パルスの数です。日本語では「放電回数」「パルス毎秒」などと呼ばれ、部分放電がどれだけ頻繁に起きているか=放電の頻度を表します。

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なぜ頻度が重要なのか

部分放電の深刻度は、1回の放電の大きさ(Q-max)だけでは測れません。たとえ1回が小さくても、頻繁に繰り返されれば絶縁を早く蝕みます。逆に、まれにしか起きない大きな放電もあります。そこで、大きさ(Q-max)と頻度(PPS)の両方を見ることで、放電の実態と深刻度をより正確に把握できます。

他の指標との関係

指標

表すもの

Q-max

1回の放電の大きさ(pC)

PPS

放電の頻度(回/秒)

CSV/CEV

放電が発生・消滅する電圧

これらを組み合わせて、絶縁の健全性を総合評価します。PPSが高い=放電が頻発している状態は、絶縁劣化が進行しやすいサインです。

メーカー視点

北川電機は、高電圧トランス自社評価で、Q-maxやCSV/CEVとあわせてPPS(放電頻度)も確認し、部分放電を抑え込んだ設計・製造を裏づけます。

よくある質問

PPSが高いと何が問題ですか?

放電が頻繁に起きているほど、絶縁材料が受けるダメージの累積が速く、経年での絶縁劣化・破壊のリスクが高まります。頻度は深刻度の重要な指標です。

Q-maxとPPSはどちらを重視すべきですか?

どちらか一方ではなく両方です。大きさ(Q-max)と頻度(PPS)を組み合わせて、放電の実態と深刻度を総合的に評価します。

PPSはどうやって測るのですか?

部分放電検出器で放電パルスをカウントし、1秒あたりの数として求めます。部分放電試験の測定系(IEC 60270準拠)で他の指標とともに取得します。

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まとめ

  • PPSは1秒あたりの部分放電パルス数=放電の頻度。
  • 大きさ(Q-max)だけでなく頻度(PPS)も見ることで深刻度を正確に評価できる。
  • PPSが高いほど絶縁劣化が進みやすい。部分放電試験の重要項目。

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