北川電機の特徴

小型・軽量・薄型、カスタム設計

カットコアだからこその、小型・軽量・薄型設計ノウハウ

  • カットコアトランスは、EIコアトランスに比べて、小型・軽量化が可能です。
  • 豊富な経験と独自の設計支援ツールにより、素早く最適な設計が可能です。
  • コア形状とコア材料の選択により、最適な提案を致します。

鉄心にカットコアを用いたカットコアトランスは、EIコアトランスに比べて、占有容積は最高70%以下、重量は最高60%以下、10~30%薄型にすることが可能です。しかし、カットコアトランスは設計自由度が高い反面、素早く適切な形状に設計するにはノウハウが必要です。

北川電機はカットコアトランスのカスタム設計を20年以上行っており、豊富な経験と実績を持ち合わせております。経験と併せて、北川電機独自の設計支援ツールを用いることで、無駄のない確実な設計を可能としています。

また、特に高周波トランスにおいては、より透磁率の高いコア材料の選定など、お客様の仕様に合わせて最適な製品をご提供致します。

医療機器規格/海外安全規格

医療機器規格/海外安全規格への取り組み

  • 国際安全規格認証に対する豊富な経験と実績があります。
  • 国際安全規格認証に基づく安全・安心な製品をご提供致します。
  • 海外規格対応トランスを使用することで、申請手続きがスムーズになります。

電源部には短絡や過負荷による温度上昇、サージ電圧による絶縁破壊など、様々な危険が潜んでいます。そのため、米ULや独TUVをはじめとする各国安全規格では、トランスの構造や製造過程における基準をもうけ、安全を確保しています。

北川電機は1990年に米ULとのFollow-Up Service Agreementを締結。2010年には、医療機器用トランス「NEOシリーズ」にて、医療機器の国際規格であるIEC60601-1第3.0版のCB認証を、2017年には第3.1版のCB認証をテュフラインランドにて取得するなど、各国安全規格対応トランスを多数設計・製作してまいりました。これら海外規格対応製品は医療機器、産業用制御機器など、広い用途において世界各国で使用され、高い評価をいただいています。

北川電機は、お客様の製品電源部に安全という付加価値をおつけします。トランスのUL規格の申請から取得後のフォローアップまで、すべて北川電機にお任せください。

部分放電フリー

部分放電フリーの高信頼性製品

  • 信頼性の高い、部分放電フリー製品を提供致します。
  • 最適な絶縁設計にて製品をご提供致します。
  • 50Hz~50kHzまでの広い周波数範囲で評価が可能です。

外観からは判別のできない絶縁物内部にボイドや不純物があると、その場所に電荷が集中し、やがて局所的に小さな放電が始まります。この局所的な放電を部分放電といい、繰り返し発生すると絶縁材料の劣化が進み、やがて絶縁破壊に繋がります。

トランスの絶縁強度を評価する方法として、一般的に広く実施されている絶縁抵抗試験や耐電圧試験では、これら部分放電の検出はできません。部分放電測定器は、最大電荷量及び部分放電開始電圧、消滅電圧の測定)を実施することで微少な電荷の移動を検出し、絶縁性能を確認しています。 また、弊社が所有する部分放電測定器は、通常50Hz/60Hzの商用周波数で行われる評価を、50kHzまでの高周波帯での測定が可能です。

北川電機では、このように高圧トランスにおける潜在的な不良原因を製造工程内で未然に検出致します。